このページでは、テレビ金沢の番組審議会の模様をお知らせしています。
審議会は、番組の質の向上などを図るために、放送法で設置が決められているものです。
第265回 番組審議会
- ●開催日時
- 平成29年7月28日(火)午後3時30分~4時10分
- ●場 所
- テレビ金沢 会議室
- ●議 題
- 『宙に浮いたハンドル 検証・部活動送迎死亡事故』
平成29年5月26日(金)午前10時30分~午前11時25分放送
●意 見(要旨)
○のと里山海道でのバス事故を一過性のミスにとどめず、全国の自治体にアンケートを行うなど意欲的・多角的な検証努力を高く評価したい。
○以前に他県で起きた類似事故の事例を紹介し、問題を全国的に普遍化していたのも的確な問題提起になっている。
○学校の部活動は教育課程の外に置かれ、生徒の自主的自発的な参加が基本とされている。部活動の位置付けの曖昧さが送迎事故の誘引になっているような気がする。
○生徒の部活動を支えるために、教員や保護者がバスのハンドルを握る実態があぶり出されている。釈然としないが厳しい現実であると思う。
○部活動は生徒の自主的自発的参加であり地域ごとに状況が異なるので統一指導はできない、という国の姿勢に不信感を持つ。
○部活動参加の際のバス事故を契機に提起された番組だが、国、県、学校、教員、親の心情、それぞれの立場で見方が変わる。非常に難しい問題として取り上げられていると思う。
○ためになるいい番組が、結局何を言いたいのか、何を訴えたいのかという主張がぼやけている印象を持った。
【出席者】
根本 博、神谷ますみ、林 隆信、吉田 仁、勝田 省吾、西沢 隆之
(以上審議委員、順不同)
黒河内 豊、築田 和夫、菅沼 直樹、大久保 正晴、本 秀一、金本 進一、住田 鉄平、辻 雅由
(以上テレビ金沢)