3月7日(水)16:52〜 となりのテレ金ちゃん内(18時台)
第6回 『厳冬の白山ろくで雪あそび』
★★★真冬の白山ろくを感じてみよう★★★
キッズマイスターを目指す子どもたちのチャレンジ教室も
いよいよ最後となりました。今回は雪深い白山市中宮が舞台です。
◎特設コースにびっくり!
今回はキッズとその家族、そして一般応募の親子ら80人が参加し、
2つに分かれて活動を行いました。(午前・午後で入れ替え)
ゲレンデではウィンター・スポーツにチャレンジします。
かつ先生が教えてくれたのはいま注目を集めているエアー・ボード。
空気を入れたソリのようなもので、底にエッジがついているので、
自分で向きを変えるなどターンができるのが特徴です。
地面すれすれを滑り降りるので、スリルとスピード感は満点!
大人でも楽しめるスポーツです。
県内のスキー場ではまだ利用はできませんが、岐阜県や長野県、
北海道などいくつかのスキー場では滑走可能です。
県内でもスポーツ・ショップなどで体験教室を開いていますので、
ぜひみなさんも体験してもらいたいです。
チューブ滑りは今回、かつ先生の考案による特設コースが登場!
前日から「ピッセンの魔術師」と呼ばれている白山市の職員の方が、
この教室のために、かつ先生とコースを整備してくれたのです。
私もコース状況を確かめるために何度も滑りましたが、
チューブは一度スタートすると自分でコントロールできないので、
身を任せるしかありません。
くるくると回りながら、カーブの度に壁にぶつかってコースを変えるので、
それがもう楽しくて、楽しくてしょうがありません。
当日はコンディションもバッチリで、全長200メートルはあるコースを
30秒足らずで一気に滑り降りてきます。
子どもたちも大人も歓声をあげながらの体験となりました。
ちなみに中宮温泉スキー場は現在閉鎖中のため、
使用には申請と許可が必要で、今回の特設コースもこの日限り。
何ともゼイタクな活動となりました。
◎冬の森の楽しみ方
さて、今度は真冬の森をかんじきを履いて歩きます。
白山ろくは新雪用のものや、滑り止めのツメのついたものなど、
用途に合わせたかんじきが受け継がれています。
去年は1月下旬と大雪直後の活動だったので、
新雪が子どもたちの腰ぐらいまであったのを思い出します。
ことしは1か月時期が違いますが、積雪量も若干少なく、
雪自体がいったん溶けて締まった状態で、
歩くとザクザクという感触が足の裏から伝わってきます。
でも、さっそく発見! 動物の足跡を見つけました。
きょんさんこと藤川恭子さんが、「ジグザグになのでタヌキかな」と
子どもたちに説明してくれます。
(キツネは肩幅が狭いので足跡が一直線なんだとか)
またアキさんこと中村明男さんは木の枝に浮かぶ顔を教えてくれました。
顔といっても、実はコレ、葉根(ようこん)といって、
葉っぱの根本が落ちた痕なんですが、その模様が顔に見えるんです。
特にオニグルミの葉根は、サル? ラクダ?のよう。
こどもたちはカマキリとか、ナマケモノと言ってましたが、
一人々々、いろんな感じ方をするのが面白いんです。
そして冬ならではの楽しみは、雪の上に寝っころがる!
地面すれすれから見上げると、ちょっと違う風景が広がるんです。
参加したキッズのお父さんが、
「何だか包まれているような感じで、最高ですね」と話してくれました。
フカフカの雪の感触はもちろん、しんしんと降る雪が
森の静けさをより感じさせてくれて、何とも神秘的な気分になれますよ。
★講師(50音順・敬称略)
稲田徹博、尾張勝也(白山ろく少年自然の家)、尾張由輝也、
北村邦夫(中宮ふるさと塾)、桑山尚美(明光小学校)、
小清水真澄(松任小学校)、新保義則、
中村明男(いしかわ自然学校)、藤川恭子(白山里)、増田みさき
★サポート・スタッフ
金沢星稜大学 野外スポーツ部
白山キッズマイスター
〜ふるさとの命をつなぐ〜白山キッズマイスター育成事業〜
【出演】かつ先生(白山ろく少年自然の家・尾張勝也)