11月9日(水)16:52〜 となりのテレ金ちゃん内(18時台)
第5回 『太古のふしぎ 鍾乳洞と化石探し』
★★★はるか大昔にタイムスリップ★★★
第5回のチャレンジ教室は1泊2日の日程で、
白山ろくの恐竜時代の化石を探したり、鍾乳洞の探検に挑みます。
◎ふしぎな石を発見!
子どもたちがやってきたのは手取川の支流のひとつ。
白山周辺ははるか昔、海の底だったことは知られていますが、
ところどころ貝の化石が見つかっています。もちろん恐竜の化石も!
まずは白山ろく民俗資料館の山口一男館長や
白山市・化石調査員の日比野剛さんに指導してもらって、
6千万年前から2億年前の手取層群にあたる石を探します。
化石が入っているのは黒っぽい石なんですが、
白山は火山のため、溶岩が固まったものもあって間違えやすいんです。
とはいえ30分ほどの間に子どもたちは
植物や貝の化石を次々と見つけていきます。
かつ先生も小さな貝の殻が溶けた後の化石を発見!
自分で見つけられるとテンション上がりますよね。
この日の一番の収穫は桂化木。木がそのまま化石になったものです。
見つけたキッズは木の化石と知って満面の笑みでした。
この桂化木、桑島の化石壁には立ったまま化石になったものもあり、
太古のふしぎを間近で見ることもできました。
午後からは子どもたちが調査員となり、発掘調査のお手伝い。
今回は大発見となる化石は見つかりませんでしたが、
多様な生物が生きていたことを実感しました。
◎天然の地下迷路へ
2日目はいよいよ鍾乳洞探検です。
白山ろく一帯が海だった頃のサンゴ礁が固まり、石灰岩の層を作りました。
この石灰岩は溶けやすいため、
長い年月をかけてしみ込んだ雨水や地下水によって、
人が通れるくらいの巨大迷路に変身したというわけです。
鍾乳洞の中は太陽の光が一切入ってこない真っ暗闇。
かつ先生の合図でヘッドライトを消してみると…
自分の指先すら見えません!
これには子どもたちもかなり肝を冷やしたようです。
子どもたちなら立って歩ける場所もありますが、
ところどころ這いつくばってやっと通れるようなところもあり、
全身泥だらけで進んでいきます。
そして人が通れる一番奥、入り口から約60メートルのところに
「最奥の泉」と呼ばれる湧き水があります。
緊張しながら暗闇を探検してカラカラになった喉を潤してくれる天然水。
地下ということもあって冷たさも格別です。
始めは怖がっていた子どもたちも、その達成感で目が輝いていました。
★講師(50音順・敬称略)
尾張勝也(白山ろく少年自然の家)、桑山尚美(明光小学校)、
小清水真澄(松任小学校)、坂口昌優、
日比野剛(白山市教育委員会)、藤川恭子(白山里)、
山口一男(白山ろく民俗資料館)ほか
★サポーター 金沢星稜大学・野外スポーツ部
白山キッズマイスター
〜ふるさとの命をつなぐ〜白山キッズマイスター育成事業〜
【出演】かつ先生(白山ろく少年自然の家・尾張勝也)