9月11日(火)16:52〜(18時台)
『白山ろくの森の恵み / 手取り峡谷ウォーターパーク』
◆◆◆大自然の驚きと感動が満載!◆◆◆
今回はキッズとその家族に加え、1・2期生からも参加して、
白山ろくの森を訪ねます。
また、この夏オープンした川下りにも挑みました!
◎ブナ林の大切な役割
白山ろくにはいくつものブナ林があります。
山深い原生林と違い、集落を見下ろすようなこじんまりとしたブナ林があります。
これは「留め林」と言って、雪害などから集落を守る森です。
中宮在住の石川県自然史資料館長の水野明憲さんが
ブナ林の大切な役割について説明してくれました。
広葉樹のブナは葉っぱが落ちて地面にたまると
ふかふかのスポンジのようになって水を吸収し、保水してくれます。
またニホンザルやツキノワグマなどの動物たちの棲み家にもなり、
人間のみならず、自然界にとっても必要なのです。
ただし、ブナは5・6年に1回しか花が咲かないので不作の年が多く、
秋にブナの実をご馳走とする動物たちにとっては死活問題。
昨年、豊作となった影響もあって、ことしは凶作になってしまいました。
クマやサルたちが食べ物を求めて里へやってこないことを祈りたいですね。
◎手取峡谷を行く!
さて、今回の活動では第2回に天候不良でできなかった活動にも挑みました。
手取峡谷でのボート下り&川あそびです。
この夏オープンした「手取峡谷ウォーターパーク」。
もともと手取峡谷ではボート下りが行われていましたが、
子どもも参加できるよう、新たにコースが整備されました。
上流方向へと進むと、通称カッパ岩と呼ばれる天然ジャンプ台があります。
そこに見たようなロープが…第2回で体験したロープ渡りです!
でも、高さは倍、しかも真下は川というスリル満点のアトラクションです。
スラックラインではバランスが取れず、川にドボン!
でも、モンキー渡りやセイラー渡りは経験がモノを言いました。
子どもたちは次々と渡っていきます。
でも、この日一番の度胸試しは、高さ最大4mのジャンプ台。
上から見ると、結構高くて足がすくんできます。
最初はためらっていた子どもたちですが、覚悟を決めてジャーンプ!
一度、経験すると、次から次へと飛んでいきます。
ゴムボート下りでは、両側の岩壁の高さを感じたり、
瀬と呼ばれる急な流れに大興奮!
体いっぱいに自然を感じた1日でした。
◆講師・サポート(敬称略)
尾張勝也、小清水真澄、水野明憲、真野哲三、藤川恭子、桑山尚美、
金沢星稜大学・野外スポーツ部ほか
白山キッズマイスター
〜ふるさとの命をつなぐ〜白山キッズマイスター育成事業〜
【出演】かつ先生(白山ろく少年自然の家・尾張勝也)