真っ暗闇の世界へ…

今回は白山ろくのとある場所にひっそりと佇む鍾乳洞が舞台。ヘッドライトの灯りを消すと、指先すら見えなくなってしまうほどの真の暗闇です。恐る恐る中へ入っていくと、スプーンですくったような形やまるでカーテンのように薄くなった地形が広がっています。この鍾乳洞を作り出しているのは石灰岩で水に溶けやすいため、地下水やしみこんだ雨などで少しずつ削れて、今のような形になったんです。

最初は大人でも立っていられる広さですが、5ｍも進むと這いつくばっていかなくてはいけないような狭さの場所も。子どもたちは緊張感いっぱいで奥へと進んで行きます。途中、100年で1ｃｍ伸びる鍾乳石などを見つけ、最奥の泉へ。緊張でカラカラになった喉を潤してくれる大自然の恵みです。