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番組案内

いしかわ大百科

2011年度

 いしかわ大百科

11月20日(日)7:30~8:00
ふるさと探訪シリーズ・わが街こころの風景⑤
『九谷焼のまち ~能美市~』

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11月に開かれる「九谷陶芸まつり」
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九谷焼の歴史は奥が深い

★★★ふるさとの遺伝子を探る30分★★★
世界に誇る伝統産業・九谷焼
その生産地では今も新しい作品が生まれていました。

◎ジャパン・クタニの誇り
九谷焼産業の中心的な役割を果たす能美市の寺井地区(旧寺井町)では、
大型連休の「九谷茶碗まつり」や秋の「九谷陶芸村まつり」が開かれ、
九谷焼作家の匠の技を間近で見ることができます。

九谷焼といっても、加賀市・旧山中町の「古九谷(約350年前)」に始まり、
再興されたものでは、緻密な赤絵に金彩を加えた「飯田屋(約170年前)」
青手古九谷の様式を受け継ぐ「吉田屋(約180年前」など
いくつもの画風があります。

このうち世界的に知られた九谷庄三(能美市寺井地区出身)の技法
「彩色金襴手」「ジャパン・クタニ」として人気を博していました。

時代の流れで今は苦戦を強いられている業界ですが、
常に新しいものを世に出すことが伝統といえるほど、
新商品が次々と発表されています。

「USBメモリー」やワイングラスと融合した「九谷和グラス」
絵付けが決めてとなる焼き物だからこそ可能にした、新たな世界です。

◎九谷焼の昆虫
近年、庄三が取り組んだ九谷焼の隆盛を取り戻そうと、
若手の作家たちが「九谷塾」を結成し、斬新なアイデアで、
平成の再興九谷を目指しています。

その極めつけとなるのが「カブトムシ」や「カタツムリ」といった
九谷焼の昆虫です。

庄三をはじめ九谷焼は多彩な技法が特徴ですが、
その技の数々を駆使して作られた昆虫たちは大きな反響を呼びました。

絵付師として九谷塾の代表も勤めたことがある吉田さんは
「ポテンシャルが高い」と九谷焼そのものの芸術性を踏まえた上で、
「九谷モデルみたいな形で新しい産業の形を作りたい」
意気込んでいます。

九谷庄三は晩年、ふるさとの風景を描いた作品を残しており、
その斬新な発想もすべて
能美市の風土が作り上げているのだと実感させられました。

ミルク専用の器「ミルチュウ」
九谷庄三を祀る奥野八幡神社
庄三の直系にあたる武腰さん
九谷焼のカブトムシとクワガタ
新風を巻き起こす九谷塾メンバー
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能美市は焼き物が溶け込む街です
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ワイングラスとの融合九谷和グラス

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【OA】日曜 午前7:00~7:30 ≫≫≫「ぶんぶんセブン」「弦哲也の人生夢あり歌もあり」と週替りで放送
【リポーター】平見夕紀

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