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番組案内

いしかわ大百科

2013年度

 いしかわ大百科

2月16日(日)7:00~7:30
シリーズ・ふるさと技模様⑥
『白山ろくの意匠 ~牛首紬~』

◆◆◆ふるさとの遺伝子を探る30分◆◆◆

霊峰白山のふもとに響く機織りの音、蚕の匂い・・・白山市白峰には今も昔と変わらない手織りの里の風景が残されています。純白に輝く「牛首紬」です。材料となるのは2頭の蚕が共同で作り上げる玉繭。100個のうち2~3個の割合で生まれる蚕が作り出す希少なものです。かつては売れ残りで「くず繭」と呼ばれ、自分たちの衣服用にあてていました。しかし、江戸時代には生地のところどころに節ができるその風合いが人気となり、また丈夫な紬であったことから「釘抜き紬」と呼ばれました。こうして名を高めた牛首紬は普通の繭で織られた着物にはない趣で、日本三大紬にまで数えられています。

800年の歴史を持つ牛首紬は、手取川ダムの建設により牛首村(当時)が水没したことで一時消えかけたことがありましたが、白峰の人たちの熱い思いでピンチを免れました。現在も2軒の織元が玉繭の様に力を合わせ、伝統の灯りを守り続けています。不揃いの糸から生まれた牛首紬。逆転の発想から生まれた生地は現在、世界からも注目され、誰もが知っている一流ブランドに採用されるまでになっています。独特の糸が織りなす温もり・・・白山麓に受け継がれる牛首紬の意匠に迫ります。

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【OA】日曜 午前7:00~7:30 ≫≫≫「ぶんぶんセブン」「弦哲也の人生夢あり歌もあり」と週替りで放送
【リポーター】平見夕紀

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