大谷ののとキリシマツツジ
大谷ののとキリシマツツジ (石川県指定天然記念物) 珠洲市大谷57字33甲 池上家
3株 : 樹高3.55~4メートル 枝張り3~5.1メートル 推定樹齢 300年以上
のとキリシマツツジは、ミヤマキリシマとヤマツツジの交雑種とみられ、全国的にツツジの栽培が盛んとなった江戸時代に、九州などから伝えられたキリシマツツジが能登の風土により変化し、九州のキリシマツツジとは、花弁の大きさなど異なる特徴を持つようになったと考えられている。
珠洲市大谷町の池上家にある大谷ののとキリシマツツジは、江戸時代末頃に、能登町宇出津にて入手した古木を船で運んだもの。3株を合わせた枝張りは9~12メートルもあって、開花期の姿は壮観であり、能登地方を代表するのとキリシマツツジの名木といえる。