ページ内のクイックリンク
  1. このページの本文へ
  2. サイト全体メニューへ
  3. サイト情報メニューへ
  4. お問い合わせへ
  5. サイトマップへ
HOME  >  イベント  >  つたえよう美しき森  >  石川県内の巨樹・桜「白山市・御仏供杉」

石川県内の巨樹・桜「白山市・御仏供杉」

御仏供杉


御仏供杉(おぼけすぎ) (国指定天然記念物)  白山市吉野春  吉野工芸の里
白山市吉野は金沢方面からの国道157号と小松方面からの国道360号が交わって国道が重複している地点。重複が始まる下吉野交差点から100メートル余り白山方向に進んだ左手に御仏供杉が立つ吉野工芸の里がある。
日本の名木百選にも数えられているこのスギは、現地の案内板によると幹周7.6メートル、樹高18.7メートル。スギの周辺は公園化されて日がよくあたることから樹勢も良い。樹齢は伝承から推測すると680年余りとなる。その伝承とは、白山市吉野の山中に寺を開いた大智禅師が、この地を去る際に杉の小枝を地面にさかさに挿したのが、今の御仏供杉であるといわれているもの。尚、この杉の名称はやや複雑で、仏前に供える飯「御仏供様(おぶくさま)」が「おぼく」に変化し「おぼくすぎ」、それが更に変化して「おぼけすぎ」とも呼ばれるようになったという。また、禅師がさかさに挿したというこのスギは、梢が四方に張った根のようにも見え、どの枝も一旦、下に垂れてから上を向いていることから、「倒さ杉(さかさすぎ)」との別名もあり、1本のスギが3つの名を持つことになった。

このページのトップへ