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石川県内の巨樹・桜「加賀市・下谷白山神社のタブノキ」

下谷白山神社のタブノキ


下谷白山神社のタブノキ (加賀市指定天然記念物) 加賀市山中温泉下谷町ロ223 白山神社
 幹周592センチ(5.92メートル) 樹高24メートル 樹齢不明 
            (石川県巨樹の会企画・編集「改訂 石川の巨樹・巨樹林ガイド」より)
山中温泉下谷町は、温泉中心部より南の大聖寺川右岸に位置し、鶴仙峡の遊歩道やこおろぎ橋など山中温泉を代表する景勝地がある。旅館や住宅が川沿いにあるが、殆どが森で占められている。温泉街の中心、山中温泉総湯からタブノキがある白山神社へは、県道39号を南の坂井・我谷ダム方向へ約650メートル進み、こおろぎ町地内にある三叉路を斜め左に進む。橋を渡った最初の交差点を大きく左に曲がり、約290メートル入った先の交差点を右折し、約60メートル行くと到着する。
(こおろぎ橋を通る最短ルートはあるが、橋の保護のため、車での通行は出来る限り控えるよう加賀市は呼びかけている)
タブノキは参道石段の途中、右手に立っている。地上から3メートル弱のところで幹が2つに分岐している。「暖な海岸近くの土地を主な生育地とするタブノキが、山間地のこの地に自生するのは極めて特異」として、加賀市では市の天然記念物に指定している。参道からは威風堂々した姿だが、脇から見ると、一方の幹の内部が空洞となっているのが分かる。残念に思ったが、空洞となった中から1本の枝が伸びていた。何年かして、先代ほどの太さに成長してくれることを期待したい。もう一方の幹は元気で、枝や葉が茂っているが、拝殿側から見ると苔がかなり上までついている。タブノキが苔むしてもそれほど心配はいらないとは聞いているが、無事に残ってくれと、このタブノキにも手を合わせた。

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