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石川県内の巨樹・桜「川北町・土室白山神社のケヤキ」

川北町・土室白山神社のケヤキ


土室白山神社のケヤキ  川北町土室ル215 土室白山神社
 幹周5.05メートル 樹高11メートル 樹齢不明
                    (環境省 巨樹・巨木林データ・ベースより)

川北町山室は、川北町役場がある壱ツ屋の東隣り。この地は暴れ川だった手取川の扇状地にあることから、僅かに高くなっている地点に住宅が密集していて、それ以外の多くは水田などの田畑に利用されている。町役場からは県道176号に出て東方向の白山ろく方面に約740メートル進み、下先出交差点を左折して県道22号を約190メートル行くと到着する。土室白山神社は、更に県道22号を約750メートル進み、信号機のある交差点を右に曲がって約70メートル入るとある。尚、この集落は、戦国時代に活躍した剣豪、草深甚四郎の郷であり、草深(くさぶか)とも呼ばれる。
このケヤキは、神社の鳥居をくぐって直ぐ、参道右側にある。まずは、その太い幹に圧倒される。地上から3~4メートルあたりで4つの幹に分かれているが、主幹はその上がほぼ無い。地元の方によると、氏子の方々が協力して痛んだ頂部を落としたそうだ。5メートルを超える幹周に対して、樹高が低いのはそのためなのであろう。この神社は、784(延暦三)年に創立と伝えられてはいるが、洪水のため中世(鎌倉・室町時代の約4世紀)に、現在のこの地へ移ったという。移転後に植えられたのであれば、樹齢は約450~840年となるが、神社よりも前からこの地に佇んでいた可能性もある。尚、参道を挟んで左側にケヤキが1本あり、太いフジの蔓がかかっている。5月に花をつけることから、神社は「藤宮様」呼ばれて親しまれ、多くの人が訪れたそうだ。今も美しい花を咲かすそうで、開花時期には、ケヤキの巨樹とフジの花のコラボレーションをお楽しみいただける。

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