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石川県内の巨樹・桜「能美市・坪野八幡神社のホオノキ」

坪野八幡神社のホオノキ


坪野八幡神社のホオノキ(神社社叢が能美市指定天然記念物)能美市坪野町ハ62 坪野八幡神社
 幹周3.7メートル 樹高28メートル 樹齢不明
                    (能美市教育委員会設置 現地案内板より)

坪野町は能美市東部の山間にある小さな集落。能美市役所からのルートは、坪野八幡神社のスギを紹介したページにあるので参照願いたい。
ホオノキは、参道の石段を中間まで上がり、右脇の奥を見ると立っているのが分かる。斜面に根を張り、地上から1メートルあたりで幹が2つに分かれている。他の樹木が生い茂っているので、他の三方からその姿を眺めることは叶わないが、幹はしっかりしており樹勢はよさそうだ。ホオノキと日本人との係わりは深い。葉については、古くは食器代わりに食物を盛るのに用いられ、芳香や殺菌作用があることから、今も「朴葉寿司」や「朴葉味噌」といった郷土料理に利用されることは知られている。また、材は、建具やまな板、額縁、更には鉛筆、ピアノの鍵盤、将棋の駒の他、下駄の歯や漆器の木地、日本刀の鞘など幅広く用いられてきた。樹皮は生薬(天然由来の医薬品)にもなる。それだけに、このホオノキが伐採される事もなく、よくここまで残ったものだと瞠目する。鎮守の森の一員であったことが幸いしたのかもしれない。

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