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石川県内の巨樹・桜「能登町・大峰神社のイチョウ」

大峰神社のイチョウ


大峰神社のイチョウ (能登町指定天然記念物) 能登町瑞穂ク11番甲地 大峯神社
 幹周720センチ(7.2メートル) 樹高21メートル 
           (石川県巨樹の会企画・編集「改訂 石川の巨樹・巨樹林ガイド」より)
※能登町指定天然記念物名は「大峰神社のイチョウ」、法務局登記上の神社名は「大峯神社」 以前から併用されているという

瑞穂は能登町南西に位置し、国道沿いに田畑があるが多くは森林が占める。能登町役場からは国道249号に出て七尾・穴水方面に道なりに海岸線を進み、鵜川から内陸に入るが、合わせて13キロほど来ると瑞穂に到着する。大峯神社へは更に国道249号を1.2キロほど進み、左側に瑞穂郵便局がある交差点を左に曲がって約350メートル行き、右折して約150メートル進むと左前方に鳥居が見えてくる。
イチョウは、拝殿に向かって境内左端に立っている。根元に洞があり、ひこばえ(蘖 樹木の根元から生えてくる若芽)も多い。だが、撮影時は小さかったものの葉を沢山つけている。黄に色づいた落葉の頃にこの巨樹と再会したいと思わずにはいられない。この神社の鎮守の杜は「大峰神社社叢モミ林」として、石川県指定天然記念物となっている。案内板によると、神社の社叢は標高150メートルの山頂から山腹にかけて広がり、高木層はモミ、それ以外はシキミが優先するこの植物群落は、日本海側にあまり例を見ない植生であることなどが指定の理由となっている。イチョウは中国原産の裸子植物で、神社や寺院では防火のシンボルとして植えられたところも多いことから、自然に生えたものではなく、おそらくは人の手によって境内に植えられたのであろう。とは言え、樹齢500年との伝承もあるようで、後世に繋いでいきたい巨樹である。

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