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石川県内の巨樹・桜「能登町・桜木神社のスギ」

桜木神社のスギ


桜木神社のスギ (能登町指定天然記念物) 能登町鵜川ニ地内 旧桜木神社(管理は菅原神社)
 幹周840センチ(8.4メートル) 樹高34メートル 樹齢不明
           (石川県巨樹の会企画・編集「改訂 石川の巨樹・巨樹林ガイド」より)

鵜川は能登町の最も西南にある海岸線の集落。面積としてはそれほど広くはなく、国道沿いに住宅や田畑があり、後は森となっている。能登町役場からは国道249号に出て七尾・穴水方面に道なりに8.7キロほど海岸線を進んで来ると到着する。旧桜木神社は、その手前約180メートルのところに信号機のない交差点がある。江戸時代に相撲人気を盛り上げた第六代横綱 阿武松緑之助(おうのまつ みどりのすけ)の碑の存在を示す案内板があるが、碑の方向とは逆の右に曲がり、約220メートル行くと丁字路に石段がある。この石段の上に、かつて桜木神社があった。
スギは、石段を上がったところにある小さな祠に向かって左側に立っている。目の高さ付近の幹は大変太く迫力があるが、高さ5メートルあたりで幹が二又になっていることから合体木なのかもしれない。根元にいくつか洞もある。伝承では、約600年前、海岸に漂着した御神体を祀ったのが神社の始まりで、安置場所としてこのスギの下が選ばれという。その時点で、かなりの大きさのスギがあったという事であろうか。神社は1914(大正3)年、菅原神社に合祀された。このスギは、昔から航海や定置網の目印となっていたとも伝えられる。もしかすると、横綱 阿武松も幼いころはこのスギの周りで遊んでいたのかもしれない。

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