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石川県内の巨樹・桜「津幡町・鳥越弘願寺跡のハリギリ」

鳥越弘願寺跡のハリギリ


鳥越弘願寺跡のハリギリ (津幡町指定天然記念物) 津幡町鳥越ニ102 弘願寺跡(大国主神社)
 幹周388センチ(3.88メートル) 樹高33メートル 樹齢不明
           (石川県巨樹の会企画・編集「改訂 石川の巨樹・巨樹林ガイド」より)

津幡町鳥越は、津幡町全体で見ればほぼ中央、町の中心街からは北東に位置する。西隣りに石川県森林公園がある。平地と丘陵で構成されているが、開墾され農地が多い。津幡町役場からは、役場を出てシグナス通りを北に約450メートル進み、庄南交差点を右折して約500メートル直進すると、津幡交差点から道が県道218号となる。この先は、交わる国道にとらわれず3.8キロほど道なりに進むと鳥越に到着する。弘願寺跡のハリギリは、鳥越に到着して約30メートル先の県道219号との交差点を左折し、約20メートル行くと道路右側の民家の脇に細い階段がある。これを上がり、墓所の脇を通って約15メートル行くとある。
鳥越弘願寺跡のハリギリは、加賀を一向一揆が支配した際に、一向宗の拠点の1つとしていた弘願寺を囲んだ土塁の上に立っている。ハリギリはウコギ科の落葉高木で、センノキやテングウチワなどの別名を持つ。1580(天正8)年に織田勢の佐久間盛政が能登の末森城を攻略する際、弘願寺を陣営にしようとしたが断られたため寺を焼き払った。付近一帯が火の海となったが、このハリギリだけは焼けず奇跡的に残ったという。それ以来、「火除けのセンノキ」と呼ばれるようになったそうだ。この伝承が本当なら、その頃にはある程度の大きさに成長していたハリギリがあったということになり、樹齢は少なくとも450年以上ということになりそうだ。

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