2012年10月22日〜26日 金沢市 宮保〜今昭〜千木町

「きょうは金沢市の千木町です」

そう言って歩き始めた
田んぼの中の一本道。

とても不安です。
田んぼには千木町の表記がありません。

最初に通りかかった お宅の玄関には

宮保町四班 班長」

やり直し!

「きょうは金沢市の宮保町です」


自転車で御所町まで通っている大学生です。

「千田町の近くに
  天狗の森がありますよ」

それは行ってみなければ。


千田町側と今昭町側とで
入口が違う、神社の森です。

「塚田さん、木越町の回に一度来ましたよ」
「え!そうでしたか?」

なんと9か月後に、
近い場所にいたのです。

目指す森が見えました。
そうか!あそこなのか!

今昭町から、千田町へ。


近所の楽しい奥様と
一緒にお参りに行きます。

「天狗がいますか?」
「まさかぁ」
「カッパがいますか?」
「まさかぁ」


夏の祭りには境内で、お湯を沸かし、
参拝者に 振り掛ける儀式があります。


奥様、楽しいお話を
ありがとうございました。

「あっ、おたくテレビ出とる人?」

いまさらですか?



今昭町の「山桜工業」です。
ディーゼルエンジンの部品を製造します。

のどかな田んぼの中の工場の生産品は、
ヨーロッパへ輸出されるそうです。


やっと千木町(せぎまち)。

住宅街の細い道です。
ちょうど車で帰宅の奥様、
切り返しなし、1回でぴったりの車庫入れ。
「慣れていますから」。

地元のことに詳しい男性。
「千木」という地名の由来は?

「神社の屋根がこうなっとるでしょ」
「こんな形ですか?」
ここが千木(ちぎ)だそうで、
町名の由来になったという説があります。

神社を大切にする町。
のどかで、神秘的で、優しい町。

境界線?
もういいでしょ、それは。
 
≫ MAPに戻る