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石川県内の巨樹・桜「加賀市・分校のオオヤマザクラ」

分校のオオヤマザクラ


分校のオオヤマザクラ (加賀市指定天然記念物) 加賀市分校町前山 分校墓地
                  ※加賀市指定文化財(天然記念物)名称は「分校の大山桜」

 幹周 約4メートル  樹高約15メートル 樹齢 不明(現地案内板より) 
分校町は、加賀市平野部の北東にあり、小松市との境まで約400メートルの位置にある。町のほぼ中央を斜めに国道8号・305号(重複区間)が走る。動橋駅からは、駅を出て一旦、斜め右に約160メートル行き、動橋駅前交差点を左折。県道39号を約700メートル進み、動橋川に掛かる橋を渡った先の丁字路を右折。約190メートル先の県道145号と合流する丁字路も左折し、約180メートル先の梶井北交差点を左折。そこから約120メートルで分校町となる。分校のオオヤマザクラは、そのまま道なりに1キロ余り進み、国道8・305号(重複区間)の分校交差点を右折し、240メートル進んで左の路地に入るとサクラがある分校墓地に到着する。
分校のオオヤマザクラは、入ってほど近い通路の真ん中に立っている。加賀市が設置した現地の案内板によると、オオヤマザクラとしては県内最大。但し、この個体は、オオヤマザクラとヤマザクラの雑種であると推定され、個々の花の大きさや形態はオオヤマザクラの特徴を示し、花色はやや淡くヤマザクラに近いそうだ。オオヤマザクラは元々、自然の山林に自生している種で、ソメイヨシノに比べると、一般的に花数は少ないものの花色は濃くやや赤みがかっている。北海道から本州の中部以北に広く分布するが、群生せず点在して生育するのが特徴。「山の桜が満開じゃ田んぼの一番耕しを始めるか」と、百年以上昔からこの地の農作業の始まりを知らせてくれる木でもあったと説明している。多くの先人が眠っておられる地ではあるが、桜花の時期だけは、現世にあるものも一緒に花を愛でることをお許しいただけるのではなかろうか。

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