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石川県内の巨樹・桜「能美市・日吉神社のエノキ」

日吉神社のエノキ


日吉神社のエノキ(能美市指定天然記念物)能美市福島町レ132 日吉神社
 幹周494センチ(4.94メートル) 樹高18メートル 樹齢不明
            (石川県巨樹の会企画・編集「改訂 石川の巨樹・巨樹林ガイド」より)
福島町は能美市の西、海岸線まで700メートル余りに位置し、北陸自動車道路の能美根上スマートインターチェンジにも近い。町内は住宅地と田畑に概ね分けられる。日吉神社へは能美根上駅東口を出て、駅前の町道を金沢方向へ約250メートル行き、大成町地内の交差点を右折。約90メートル進んで真宗大谷派の寺院「弘願寺」が角の交差点を左に曲がり、約270メートル行くと神社の参道と交わる。
このエノキは、神社の拝殿に向かって右手前にある。尚、能美市指定文化財(天然記念物)としての名称は「榎」の1字のみ。地上約1メートルのところで幹が大きく2つに分かれ、更に放射状に枝葉を広げている。枝が多く曲がりくねるというエノキの特徴がよく分かる。幹に傷みは見られず樹勢は良さそうだ。能美市立博物館ホームページでは、樹齢を約200年としている。全国的に見ると京都や大阪、東京などでエノキを神木としている神社はあるが、県内では珍しいという。現在の福島町が形成され、神社を移した際、左右一対のにエノキが植えられたそうだが、残念ながら昭和のはじめに1本になってしまった。明治以前に、海岸線に砂防林が植栽がされるまで、日本海で漁をする船からこのエノキが見えたという。このエノキがこの地と共に歩み、人々に親しまれてきたことを示す話であろう。

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