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石川県内の巨樹・桜「津幡町・御山神社社叢」

御山神社社叢


御山神社社叢 (石川県指定天然記念物) 津幡町下河合ツ60
 指定面積  約10,700平方メートル(石川県)
津幡町下河合は、津幡町の北部の山間に位置している。町内をほぼ東西に国道471号が走り、その国道に沿うような形で住宅と農地があるが、それ以外は森が広がっており、その中には石川県森林公園三国山キャンプ場もある。津幡町役場からは、役場を出てシグナス通りを北に約450メートル行って、五差路の庄南交差点を斜め左に進み、約350メートル先の清水交差点を直進すると県道59号となる。これを2.5キロほど進み、御門交差点を右折して、県道221号を6.8キロほど進むと下河合となるが、御山神社へは、その30メートル手前を右に曲がって、直ぐに斜め左に入り三国山キャンプ場方向へ向かう。キャンプ場内を走りながら1.4キロほど進むと丁字路があり、河合谷方面へ左折し、約300メートル行くと下りの左カーブの先に鳥居がある。この脇にある道を上っていくと神社に到着する。
御山神社(おやまじんじゃ)の社叢は、標高240メートルの比較的低地にも関わらず、県内では標高700~1500メートルの範囲で分布するブナが生育していることから、「昔時において低地までブナが分布していたことを示す極めて貴重な原植生である」として約1ヘクタールが石川県の天然記念物に指定されている。環境省の巨樹・巨木林データベースでは、ブナやイチョウの巨樹もあることになっているが筆者には分からなかった。唯一、見つけることができたのが参道の石段脇にあるケヤキ。巨樹・巨木林データベースには、幹周3.75メートル、樹高23メートル、樹齢不明の記録がある。高いところまで苔に覆われているが、樹木医によるとケヤキではよく見られ、それほど気にすることはないとの事だった。ただ、殆どの葉が傷んでおり、病気か虫による被害と見られることの方が心配される。

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