テレビ金沢

「能登のともしび」は震災に立ち向かう中で、能登のあたたかな人情と微笑みをお伝えしています。
いまだ復興の光が見えてこない能登。遅々として進まない被災地の復旧の状況を伝えている日々のニュースの中で、私達のカメラがとらえた「温かな」瞬間も数多くあります。1週間分の「ともしび」をまとめてお送りします。

今週は輪島市と珠洲市でそれぞれ伝統を絶やさないための動きがありました。
輪島塗を作るうえで最も大切な「漆」を精製する天日黒目が行われました。もともとの工房は崩れ仮設工房での作業ですが、ことしも作業は止めません。また珠洲市では伝統の燈籠山祭りを絶やすまいと、規模を縮小しながらも行われました。メインの山車は巡行を見送りましたが、参加者は小さな燈籠山で太鼓を演奏するなど思い思いに楽しんでいました。

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（7月26日放送『花のテレ金ちゃん』より）

石川・富山・福井、日本テレビ系列の北陸の３つのテレビ局が、一つのテーマでそれぞれの県を取材する人気コーナー「北陸3県イイトコどり～」。今回のテーマは「オリンピックを目指して」。各県の期待の新星が続々登場します。石川からは、トランポリン神山空駕選手を紹介。中学時代には年齢別の世界大会で優勝した実績を持つ新星です。将来の目標は「オリンピックで金メダル持って帰ってきます！」。

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（7月26日放送『花のテレ金ちゃん』より）

北陸新幹線の早期全線整備に向けた県民会議の総会が26日、金沢市で開かれました。今年は敦賀以西のルートをめぐりかつての候補の一つだった「米原ルート」の再考を求める声が強まる中での開催となりました。

県選出の国会議員や県内すべての市町、経済界の関係者などが一堂に会して行われている北陸新幹線建設促進県民会議の総会。




敦賀以西のルートについては福井県の小浜市から京都経由で新大阪につなぐ「小浜ルート」に決まっていますが、決定から7年あまり認可や着工の動きが見えない中、さらに…

馳 知事
「先週、事業費が5兆円を超え工期が最大28年かかると一斉に報道されさらに不安をあおることとなっております」



建設費が2.1兆円、工期が15年という当初の想定から、大幅な上振れの話が持ち上がっているのです。

例年は「小浜ルート」を前提とした早期の全線開業を求める決議が採択されていましたが、今回は…

「仮に大きな課題が明らかになる場合には2016年に候補のひとつであった米原ルートも含め、一日も早い全線整備に向けた方策を早急に検討すること」





「安く、早くつながる」として県内で推す声が強まっている「米原ルート」も含めて再検討を求める文言が盛り込まれました。

「決議することに異議ございませんか？」「異議なし」

満場一致での採択となりました。

米原ルート推進派の県議は…

福村 章 県議
(Q決議としては何点くらい？)
「100点でしょう。今のようないいかげんな状況の中で着工して着工すると後戻りできないから。原点に返って検討しなおさんなん」




一方、馳知事は…

馳 知事
「基本的スタンスは石川県は小浜ルートということはまったく変わっておりません」




「小浜ルート」の建設費などが大幅に上振れするというデータが国から開示されていない中、従来からの姿勢を強調。

焦点となっている新たなデータは来月上旬、与党のプロジェクトチームの整備委員会で示され、そこで改めてルートの問題が検討されるとみられます。