このページでは、テレビ金沢の番組審議会の模様をお知らせしています。
審議会は、番組の質の向上などを図るために、放送法で設置が決められているものです。
第263回 番組審議会
- ●開催日時
- 平成29年5月25日(木)午後3時30分~4時30分
- ●場 所
- テレビ金沢 会議室
- ●議 題
- 『五木寛之の新金沢百景~思い出の浅野川界隈』
平成29年3月26日(日)午後3時30分~午後4時25分放送
●意 見(要旨)
○浅野川界隈になぜ惹かれるか。梅ノ橋、天神橋、浅野川大橋と趣深い橋の存在が、その大きな要因であることに気付かされた。
○番組を浅野川界隈というくくりで、エリアにまとめた点で新しい見方が出ていた。こうした手法を、他のエリアでもまとめたものを見たい。
○浅野川を基軸とした番組の展開は、不易流行の不易の部分に焦点を合わせて放映された感じがする。
○浅野川には多くの橋があり、それぞれが個性的で、複数名称を持つケースもある。その背景や先人の思いに踏み込んだ説明があれば、より視聴者の興味を惹くだろう。
○橋は人と人、地域と地域をつなぐ。地域の歩みと歴史を共にしており、橋を中心に番組がつくられているのはよい視点だと思う。
○「川、橋、坂、文学が混然とした街の魅力」というナレーションは、界隈の特徴をうまく表現している。五木先生の語りもこの番組を格調の高いものに仕上げている。
○内容を詰め込み過ぎのきらいがある。そのために場面移動の時間が早く、文字スーパーが余裕を持って読み取れない。配慮が必要である。
○この番組は過去に放送された、特に浅野川をテーマにまとめたものあるが、総集編としては出色の出来ではないかと思う。
【出席者】
根本 博、神谷ますみ、勝田 省吾、石川 憲一、西沢 隆之、[書面参加]直江 学美
(以上審議委員、順不同)
稲垣 渉、黒河内 豊、築田 和夫、菅沼 直樹、本 秀一、蔵 宏太朗、辻 雅由
(以上テレビ金沢)