10月11日(日)7:30~8:00
シリーズ・今に残る名作②
『白山とふるさと愛 ~深田久弥の精神~』
◆◆◆ふるさとの文学に親しむ30分◆◆◆
日に日に肌寒くなってきましたが、
石川県のシンボル・白山に目を向けると、そろそろ初冠雪の季節。
うっすらと雪を被った白山もまたキレイですよね。
◎百名山を踏破したい!
中高年に登山ブームを巻き起こした『日本百名山』の著書・深田久弥。
山のことを書かせると右に出るものはいないと言われるほど
美しい描写で名を馳せた随筆家でもあり、登山家としても活躍した人です。
その久弥にとって、自ら「こころの山」と紹介し愛したのが、
ふるさとの山・白山(標高2702m)です。
天気の良い日には学校の裏にある錦城山から白山を眺め、
大聖寺川からや家の2階からも仰ぎ見てきました。
久弥のふるさと大聖寺は街のそこかしこで
白山を望むことができるだけでなく、久弥自身も
ふるさとから見る白山の姿が最も美しいと誇りに思っています。
夏の登山シーズンには、実際に白山でガイドも行っている
自然解説員の真栄さんは、右側の尖った御前峰と
左側のなだらかな大汝峰の均整の取れた姿を見ると、
やはり大聖寺からの白山が一番美しいと納得顔。
『日本百名山』は単なるガイドブックではなく、
文学としても格調が高く、読んだ人が感動を覚えて自然と向き合っていく、
バイブル的存在とも説明してくれました。
ふるさとの山・白山(標高2702m)です。
天気の良い日には学校の裏にある錦城山から白山を眺め、
大聖寺川からや家の2階からも仰ぎ見てきました。
久弥のふるさと大聖寺は街のそこかしこで
白山を望むことができるだけでなく、久弥自身も
ふるさとから見る白山の姿が最も美しいと誇りに思っています。
夏の登山シーズンには、実際に白山でガイドも行っている
自然解説員の真栄さんは、右側の尖った御前峰と
左側のなだらかな大汝峰の均整の取れた姿を見ると、
やはり大聖寺からの白山が一番美しいと納得顔。
『日本百名山』は単なるガイドブックではなく、
文学としても格調が高く、読んだ人が感動を覚えて自然と向き合っていく、
バイブル的存在とも説明してくれました。
◎久弥をしのぶ人たち
加賀市大聖寺番場町にある「深田久弥・山の文化館」は、
明治43年に建てられた絹織物工場を改築したもので、
久弥の遺品や著書を展示するだけでなく、
山や自然を愛する人たちの交流の場としても親しまれています。
百名山の踏破を楽しもうという「深田クラブ」の発足など、
ふるさとの山を愛した久弥の生涯は、多くの人に影響を与えてきたのです。
登山家や愛好家たちが久弥を偲び、語り合う
「深田久弥を愛する会」では、久弥の生き方そのものともいえる
「深田精神」を追及し、広めようと活動しています。
理事長を務める大和さんのお話です。
「山に開眼したのは白山のおかげ。みんな、ふるさとの山を持っているが、
自分は自信を持って、白山が日本一だと確信している」
久弥の足跡と今を生きる人たちが受け継いできた「深田精神」を
ひもときながら、ふるさとへの思いを探ります。
ちなみに余談ですが、久弥が百名山に入れたいけど、
登ったことがないので遺憾ながら外したという山が石川県にあります。
それが笈ヶ岳(おいずるがたけ・標高1841m)。
きちんと整備された登山道はなく、登山経験豊富な人が残雪期に登る山です。
久弥も後に登ることになるのですが、
山好きの人には101番目の山として憧れの的になっているんですよ。
いしかわ大百科
【OA】日曜 午前7:00~7:30 ≫≫≫「ぶんぶんセブン」「弦哲也の人生夢あり歌もあり」と週替りで放送
【リポーター】平見夕紀