9月18日(日)7:30~8:00
ふるさと探訪シリーズ・わが街こころの風景②
『宝達山・ぬくもりの味 ~宝達志水町~』
★★★ふるさとの遺伝子を探る30分★★★
ふるさとのこころの風景を探るシリーズ第2弾。今回は宝達志水町です。
◎宝達山の恵み
石川県の中心部にある能登最高峰の山、宝達山。
その名は江戸時代に金山があったことから名づけられたと言われています。
恵み多きその山の麓には今も数々の特産品があります。
金山の鉱夫たちの胃腸薬代わりに作られていた「宝達葛」。
町の甘味として愛されてきたもち米と大麦だけで作る「五三郎飴」。
秋の味覚となる「イチジク」は北陸で最大規模の収穫高を誇り、
ワインやジャムなどの加工品だけではなく、
宝達高校と地元のお菓子屋さんとが共同で開発した
オリジナルのお菓子としても愛されています。
また宝達志水町は、大阪の有名老舗洋食店「北極星」の創設者で
オムライスの発案者の北橋茂男さんの出身地(旧志雄町)でもあり、
現在は町おこしの特産品として、
町内の飲食店でオリジナル・メニューが登場しています。
◎旅をするチョウ・アサギマダラ
宝達山には全国を旅する蝶もいます。
茶色の羽根に青味がかった模様の鮮やかな「アサギマダラ」です。
住む所を求めて、遠くは2000km以上を飛ぶ蝶で、
羽根に名前と場所を書くマーキング調査が行われています。
愛好者の間では、誰がいつどこで放したかを教えてくれる
メッセージを運ぶ事から「空の郵便屋さん」と呼ばれています。
宝達小学校では、宝達山からのアサギマダラが、
鹿児島県の喜界島で再捕獲された事から、
喜界島の小学校との手紙の交流が行われています。
今回は宝達山を中心に広がる、ふるさとの味やこころの風景に迫ります。
いしかわ大百科
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【リポーター】平見夕紀