加茂神社のスダジイ　加賀市加茂町52-101　加茂神社
　幹周6・15メートル　樹高15メートル　樹齢不明
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（環境省 巨樹・巨木林データベースより）
加茂町はＪＲ北陸線の加賀温泉駅から直線で南東に900ｍメートル余りに位置し、町の真ん中を東西に国道8号・304号（重複区間）、南北は県道147号が走っており、その沿道に住宅や店舗があるが、それ以外は概ね農地が広がっている。加賀温泉駅からは、駅を出て約290メートル先の加賀温泉駅前交差点を左折。県道292号を小松方向に約650メートル進み、加賀温泉駅東口交差点を右折。県道147号を約400メートル進むと加茂町に入る。加茂神社へは、そのまま県道147号を約350メートル進み、三叉路を斜め左に曲がって約500メートル行くと道路右側に神社は鎮座している。
スダジイは、拝殿に向かう参道の左側にある。四方に大きく枝を広げ、地元では樹齢を約400年と推定している。スダジイをはじめ周辺も苔に覆われていて、長い歳月この地を見守ってきたことを窺わせる。とはいえ、このスダジイには古木に見られる洞が無く、いたって健康のように見える。現地の碑によると、加茂神社の名称は、元々、京都の下鴨神社の祭神 玉依媛神を祀っていたことが由来で、地名も下鴨神社の社領であったことに寄るものらしい。京の都と所縁の神社で、このスダジイは今日も佇んでいる。