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石川県内の巨樹・桜「小松市・矢崎町諏訪神社のスダジイ」

矢崎町諏訪神社のスダジイ


矢崎町諏訪神社のスダジイ 小松市矢崎町イ61 矢崎町諏訪神社
幹周7.35メートル 樹高16メートル 樹齢不明(環境省巨樹・巨木林データベースより)
矢崎町は加賀三湖の1つとして知られる木場潟の西岸にある町で、町内をほぼ南北に走る国道305号の沿道に並ぶ店舗と住宅、それに田園で構成されている。JR北陸線の粟津駅からだと、線路沿いに金沢・小松方面に700メートルほど進むと国道305号にでる。国道を300メートルほど進むと矢崎町に入り、更に120メートルほど進んで右折し、250メートルほど木場潟方向に行くと神社は左側。
神社の境内には、何本ものスダジイの巨木がある。環境省巨樹・巨木林データベースには、この神社から3本のスダジイが登録されているが、上記数値のスダジイは、神社脇の道路沿い、社殿に向かって左奥の木場潟方向に下った傾斜地の一番高い位置に立っているものだと思われる。2メートルを超えたあたりで3本の太い枝に分かれているが、1本は欠損している。また、根や幹から蘖(ひこばえ)が生長した若い枝が真っすぐ伸びている。この神社の創建がいつなのかははっきりしていないが、この地に古墳群があり、人々が昔から暮らしていたことが明らかなことや、古文書の記述から900年前の木場潟は今よりも大変大きな潟であったことが伺えることから、この神社はその当時の木場潟湖畔に建てられたと想像される。このスダジイが神社と同じ歩みをしてきたかは分からないが、長い年月に渡って霊峰白山を背景とする木場潟の四季の風景を眺めてきたことは間違いない。

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