坪野八幡神社のスギ（神社社叢が能美市指定天然記念物）能美市坪野町ハ62　坪野八幡神社
　幹周4.13メートル　樹高36メートル　樹齢不明
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（環境省 巨樹・巨木林データ・ベースより）
坪野町は能美市東部の山間にある小さな集落。ゴミ処理施設の能美美化センターはあるが自然豊かなエリア。能美市役所からは、県道22号の加賀産業開発道路を金沢方面に1.4キロほど進んで岩内交差点を右折、片側1車線の市道を道なりに2.5キロほど進んできて丁字路を左に曲がり、約70メートル先を右に曲がると直ぐに県道55号との丁字路となる。これを左折し、約850メートル進むと坪野町となる。坪野八幡神社は、そのまま県道55号を更に約800メートル進んだ先の右側にある。
上記数値のスギは、参道の石段を数段上った右脇にある。まるで参詣に訪れた人々を参道脇に立って出迎えているように見える。この神社には、ツクバネガシやホウノキの巨樹もあり、現地の案内板では、坪野八幡神社の社叢が能美市の天然記念物に指定された理由に、「鎮守の森」として地域住民の信仰の対象として長く保護されてきた、原生林に近い自然林であることを挙げている。このスギも真っ直ぐに伸びて傷みも見えず、大切にされてきたことを伺わせる。